冬本番、毎日朝晩はとても冷え込んでいます。今回はサッカーをする息子に、夜遅い試合や練習後の補食、遠征中のお弁当としてよく持たせている、冬にぴったりの簡単スープを紹介します。
息子は夜遅くなると、重い食事はのどを通らないと言います。それでもどうにかエネルギーを補給しつつ、疲れを早く回復させてくれる食べやすいものをと考えました。
使うのは、冬の代表的な野菜「ヤマイモ」です。薬膳の世界では、熱を加えて乾燥させたヤマイモは生薬としても有名です。生と加熱した状態では効果が少し変わるので、知っておくと体の状態に合わせて使い分けができます。
●生で食べる場合＝粘り成分があり、パワーの源
●熱を加えて食べる場合＝冬の寒さからくる冷え、血の巡り、気の巡りを解消し、疲労回復や不眠を予防する
寒さから身を守り、冬に弱まる腎の機能をアップさせながら、アスリートに必要な糖質もとれます。消化も良いので、冬場には冷蔵庫に常備して置くと便利です。とても簡単で、体が温まります。
ヤマイモの簡単スープ
◆材料（2～3人分）
ヤマイモ…600g
だし汁…600ml
ニラ…2～3本
塩…小さじ1～2
溶き卵、しょうゆなど…各適宜
◆作り方
❶だし汁を温め、ニラや野菜類を入れる。
❷塩などで味を調え、ヤマイモをすり入れる。
❸ヤマイモに少し熱を加え、器に盛る。
【アスレシピ特派員＝東京都在住・久保田美奈子】
