<我が家のイチ押し弁当(13)>

特派員・サポーターの皆さんに、お弁当作りのアイデアを聞きました。

生活パターン、好みの違いもらくらくクリア

最近SNSや雑誌などで、蒸籠(せいろ)を使った料理を目にすることが多くなりました。料理上手なママが使う調理器具のイメージがあり、何となく敬遠している方もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際に使ってみると、本当に簡単で、便利な調理器具なのです! 一度使い方をマスターしてしまえば、様々な調理に応用できます。

今回は、我が家で好評の、せいろを使って家族全員のお弁当を一気に作り上げる方法をお伝えします。運動をしない娘と、サッカーをハードにこなす息子。お弁当の中身に苦労することも多いのですが、せいろを使えば、全員ハッピーなお弁当が簡単に作れます。

加熱前の状態。豚肉などのタンパク質食材は、クッキングシートを敷いて蒸すと後片付けがラク
加熱前の状態。豚肉などのタンパク質食材は、クッキングシートを敷いて蒸すと後片付けがラク

上段=副菜(写真右)
春野菜を中心とした野菜類(今回はスナップエンドウ、ニンジン、新ジャガ、アスパラガス)。緑黄色野菜も必ず入れます。

下段=メインのおかず(写真左)
春キャベツの千切りの上にしゃぶしゃぶ用の豚肉を広げ、豚肉の春キャベツ巻きを作ります。

お弁当の主菜と副菜が一度に完成
お弁当の主菜と副菜が一度に完成

2つを重ねて沸騰した鍋の上に乗せ、火が通るまで加熱すればOKです。

季節の野菜は、その季節に必要な栄養素や働きを持つものが多いので、我が家では積極的にとるようにしています。新ジャガは耐熱の容器に入れ、最後に溶けるチーズを乗せればカルシウムもとれます。

娘はポン酢、息子はマヨネーズなど味付けを変えることで、それぞれの好みに合わせたお弁当にできます。蒸しパンやプリンを一緒に蒸したり、冷凍ご飯を解凍することもでき、レパートリーは無限大です。

残った野菜は冷蔵庫に保存しておけば、便利な作り置きに。忙しい春休みや新学期に、ぜひせいろクッキングにチャレンジしてみてください。

【アスレシピ特派員=東京都在住・久保田美奈子】