夏が近づいて来ました。気温が高くなってくると、子どもたちは試合や練習時の補食に冷たいものを食べたがりますよね。私も以前は保冷剤と一緒に、果汁100%のジュースや凍らせた果物を持たせていましたが、他に何かいいアイデアはないかと探していました。
そんな時に知ったのが、「アガー」という海藻が原料のゼリーの素です。通常ゼリーに使われるゼラチンは牛や豚のコラーゲンからできており、冷蔵庫で固めるため、持ち歩くと溶けてきてしまいます。しかしアガーは冷蔵庫に入れなくても固まり、夏場の常温でも溶けることは少なく、凍らせた後に解凍しても水っぽくならないという特徴があります。
最近では、アガーで牛乳プリンやゼリーを作り、冷凍して保冷剤代わりにお弁当と一緒に持たせています。お昼頃になると半解凍状態になり、シャリシャリのおいしいプリンが食べられるというわけです。
今回は、試合の合間の疲労回復やエネルギー補給を考え、フルーツ入りの牛乳プリンにしました。キウイやミカンを入れればビタミン補給にもなり、夏の炎天下での昼食が楽しみになります。アガーはスーパーの製菓材料売り場などで気軽に手に入ります。ぜひお試しください。
アガーで作るフルーツ入り牛乳プリン
◆材料(小さなカップ3個分)
アガー…1袋(5g)
砂糖…30g
牛乳…260g
キウイやミカン…適量
◆作り方
❶アガーと砂糖をよく混ぜる。
❷牛乳を鍋に入れ、①を少しずつ入れる。ダマにならないようによく混ぜる。
❸②を弱火にかけ、軽く沸騰してくるまで温める。
❹沸騰させすぎないように気をつけ、火を止める。
❺器に流し入れ、粗熱が取れたら果物などを乗せ、冷蔵庫で冷やし固める。
【アスレシピ特派員=東京都在住・久保田美奈子】