<ワンポイント食事マナー1>
今回からジュニア世代から覚えておきたい、食事のワンポイントマナーを紹介します。第1回は「正しい箸の持ち方」です。
正しく箸を使うことは日本の文化を外国の方に伝える上でとても大切なことです。下の箸をしっかりと固定し、上の箸だけを動かすのが正しい持ち方です。
まず下の箸を親指と人さし指の付け根に挟み、薬指の爪の横に当てて固定します。次に上の箸を鉛筆を持つように人さし指と親指、中指の3本で軽く持ちます。そして親指の先を人さし指の爪の横付近にあて、そこを支点にして、箸を上下に動かします。
正しい箸の持ち方は見た目も美しく、小さなご飯粒も簡単につかめるなど操作性にも優れています。子どもの頃からしっかりと身につけておきたいですね。【筑波大客員教授、グローバルマナースプリングス代表・江上いずみ】
(2017年4月6日付日刊スポーツ紙面掲載)