<ワンポイント食事マナー4>

 最近は和食より洋食を好む子供も多く、ナイフとフォークを使って食事をする機会が増えています。そこで今回はナイフとフォークの使い方についてお話しします。

 基本的にナイフは右手で、フォークは左手で持ちます。両方とも刃の付け根部分に人さし指を添えて持つと、安定して力を伝えることができます。

 
 

 お料理は左端から一口ずつ切って食べます。最初にすべて切り分けてからフォークを右手に持ち替えて食べるのは、マナーとして良くないだけではなく、お肉に何度もフォークを刺すことになって肉汁が出てしまいますので避けましょう。

 食事途中にナイフとフォークを置く場合は、お皿の上に八の字に広げて置き、食べ終わったらそろえて置きます。ナイフの刃は手前に向け、フォークは伏せずに背を下に向けて置くのが基本です。ふだんから心がけておけば、海外に行ったときも役立ちます。【筑波大客員教授、グローバルマナースプリングス代表・江上いずみ】

(2017年4月27日付日刊スポーツ紙面掲載)