最近、スーパーやコンビニのお茶コーナーに「マテ茶」が多く見られるのをご存じですか。このマテ茶、まだまだ日本では常用のお茶としては、認知度が低いかもしれませんが、メーカー各社が茶葉やペットボトルのお茶を出すほどの人気。その理由を探ってみましょう。
3大ティーの1つ
マテ茶は、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの南米3カ国に生育し、“西洋のコーヒー”“東洋の茶(紅茶や緑茶)”と並んで世界の3大ティーに数えられているほど、メジャーなお茶です。
日本人にも飲みやすい
日本茶にも、緑茶やほうじ茶などがあるように、マテ茶にもグリーンとロースト(ブラック)の2種類があります。
<グリーンマテ茶>
収穫した葉に熱を加え、乾燥・熟成させたもの。味は緑茶に近いと言われており、ロースト(ブラック)と比べてビタミン・ミネラルの含有量が多いのが特徴です。
<ロースト(ブラック)マテ茶>
グリーンのマテ茶をローストしたもの。ローストした分、香ばしい味わいでくせがなく飲みやすいと言われていますが、ローストすることで、栄養分の含有量がやや少ないのが特徴です。
ビタミン・ミネラル豊富
ビタミンや鉄分、カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいることから「飲むサラダ」とも言われており、日本人にのみやすい味わいとともに、栄養があるのも人気の理由となっています。
アルゼンチンでは国民的な飲み物で、野菜の栽培が難しい南米の多くの地域では、野菜に代わる栄養源の1つとして重宝されています。肉料理だけでは不足しがちな栄養を補うために、食後にこのお茶を飲む習慣があるようです。
肉料理をたっぷり食べた後は、この“飲むサラダ”でスッキリさせてはいかがでしょうか。