トクホ購入者のうち「効用を意識して選ぶ」は3割、「選んだ商品がたまたまトクホだった」が4割強、トクホの効用を感じた人は1割強であることが分かった。インターネット調査会社マイボイスコムが4月1日~5日にネット調査を行い、このほど発表した。

 「トクホ」とは特定保健用食品のこと。含まれる成分が健康の維持増進に役立つことが、科学的根拠に基づいて認められており、国が効果や安全性などを審査した上、消費者庁長官が許可したもの。

 トクホの認知率は「どのようなものかわかる」が57.0%、「名前を聞いたことはあるが、どのようなものかわからない」が40.3%で合計97.3%と高い数字となった。

 一方で、特定保健用食品購入者のうち「効用を意識して選ぶ」は30.8%。同様の調査は3年ぶり5度目だが、過去3回と比較しても低い数字となった。また「効用を感じた」は「やや効用を感じた」を含めても11.7%にとどまり、「効用を感じない」「あまり感じない」は43.0%だった。

 直近1年間に特定保健用食品を購入した人は5割弱で、「お茶系飲料」が31.2%、「ヨーグルト」「炭酸飲料」「清涼飲料」がそれぞれ10%台だった。