小中学生が好きなスポーツ選手の1位は「大谷翔平」だった。

このたび、バンダイが「小中学生のスポーツに関する意識調査」を発表。大谷は昨年の5位から一気にトップまで順位を上げ、初めて小中学生総合1位に選ばれた。主な理由は「二刀流がかっこいい」「海外で活躍しているから」だった。

小中学生の好きなスポーツ選手1位となった大谷翔平
小中学生の好きなスポーツ選手1位となった大谷翔平

このアンケートは、10月8日の「体育の日」及び「スポーツの秋」に向けて、小学1年生~中学3年生の子どもを持つ親900人を対象として行われた。

「好きなスポーツ選手」の2位は羽生結弦、3位には、昨年1位だった浅田真央さんが入り、フィギュアスケート人気の安定ぶりが読み取れる。また、水泳の池江璃花子が8位と初のトップ10入りし、最近の活躍ぶりが調査にも表れた。

バンダイ「小中学生のスポーツに関する意識調査」から
バンダイ「小中学生のスポーツに関する意識調査」から

体育以外では「水泳」「サッカー」「テニス」

体育以外の授業でスポーツをしているかを聞いたところ、60.6%が「している」と回答。男女別にみると、男子68.2%、女子52.9%だった。

競技については、4年連続で「水泳」「サッカー」「テニス」がトップ3を占め、野球が2年ぶりに5位に入った。

男女別にみると、男子では「野球」が一昨年4位、昨年7位から順位を上げて3位に。女子は「ダンス(チアリーディング等含む)」が昨年3位から2位に浮上した。ダンスは保健・体育で必修化となっており、スポーツとして定着しているようだ。また、男女共に「バスケットボール」が5位以内に入り、Bリーグが開幕して国内でのバスケットボール人気の高まりが表れていると思われる。

そのスポーツをしている理由は、「サッカー」「野球」「ダンス」は「子どもがそのスポーツを好きだから」という意向が強く、特に「サッカー」は73.8%も。「バスケットボール」は「友達・兄弟がやっているから」が約半数で、周りの影響で取り組んでいる様子が見受けられた。「水泳」は「体力づくりのため」という親の意向が約7割と、スポーツによって取り組んでいる理由に違いがみられた。

バンダイ「小中学生のスポーツに関する意識調査」から
バンダイ「小中学生のスポーツに関する意識調査」から

年間費用の平均は5万円強

子どものスポーツにかける年間費用の平均は5万1478円。金額帯は「1万円~4万9999円」(29.7%)が最も多く、ついで「5万円~9万9999円」(25.9%)、「5000円~9999円」(18.5%)。「野球」が6万3543円、「水泳」が5万2650円、「サッカー」が5万444円、「テニス」が4万6047円と競技によって差が見られた。

バンダイ「小中学生のスポーツに関する意識調査」から
バンダイ「小中学生のスポーツに関する意識調査」から