これからインフルエンザシーズンを迎えるにあたり、家庭内におけるインフルエンザなどウイルス感染の実態調査結果を大幸薬品が発表した。

対象は全国の4207人の男女で、2017年11月から2018年2月の間に、本人および同居者の感染実態と、家庭内での同時感染の有無について調査した。

昨シーズンは対象者の4人に1人が、本人または同居者の誰かがインフルエンザなどのウイルス感染症にかかっていたことがわかった。特に子どもがいる世帯では、大人だけの世帯に比べて、感染症の罹患率が高い結果で、高校生以下の子どもがいる世帯の約36%、小学生以下の子どもがいる世帯の約38%で、同居者の誰かが感染症を発症していた。

回答者および同居者の方で、対象期間中にインフルエンザなどの感染症に罹った人はいますか(大幸薬品調べ)
回答者および同居者の方で、対象期間中にインフルエンザなどの感染症に罹った人はいますか(大幸薬品調べ)

家庭内で同時感染があったと回答したのは、全体の約45%だが、小学生以下の子どもがいる家庭の約56%、高校生以下の子どもがいる家庭の約53%で同時感染していた。また、孫のいる世帯では、約77%とさらに高い割合で同時感染しており、3世代同居家庭では特に注意が必要なようだ。

家庭内での同時感染がある場合、誰と誰が同時に感染していましたか(大幸薬品調べ)
家庭内での同時感染がある場合、誰と誰が同時に感染していましたか(大幸薬品調べ)

感染症の予防には、まず帰宅後のうがい、手洗いが基本。そして日頃から、免疫力を高める食事を心がけたい。

これから受験を控える子どもやその家族、妊娠中や育児中のお母さん、お父さんは、早めの対策をして感染症シーズンに備えましょう。

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