野菜を積極的に食べている子どもは、消極的な子どもに比べて勉強や運動の成績が良いという調査結果を、総合マーケティング支援を行うネオマーケティングが発表しました(全国の小学4~6年生の子どもを長子に持つ親600人が対象)。
まず、厚生労働省が推奨する1日分の野菜摂取量「350g以上」の野菜がとれている層は23.7%にとどまり、全体としては野菜不足。特に、朝食で「野菜をとらない」が52.0%と半数以上でした。
子どもが野菜を積極的に摂っているかについては、「積極的である」(19.8%)、「やや積極的である」(33.7%)と合計53.5%で、ほぼ互角ながら「消極的」を上回りました。
学校での成績を比較してみると、国語・社会・算数・理科のテストで「90点以上とれた」と回答したのは、いずれも野菜を「積極的」に摂っている層が上回り、特に国語は「積極的」57.6%に対し、「消極的」39.8%と17.8ポイントの差がつきました。
直近の通知表の評価を3段階(もう少し、できた、よくできた)で見てみても、国語・社会・算数・理科・体育とも、「積極的」の方が成績が高い傾向にある結果に。
また、学習態度にも差が見られ、「担任の先生から勉強について褒められる」「勉強しなさいと言わなくても自発的に勉強している」「テスト前はしっかり準備している」といった項目で、いずれも「積極的」が「消極的」を上回りました。
さらに身体と性格については、「人にやさしい」「好奇心が旺盛」「人とすぐに仲良くなれる」などの項目で「積極的」が優位となった一方で、「集中力がない」「疲れやすい」といったネガティブな項目では、「消極的」が高い数値になりました。
これらの結果から、子どもの成績アップのためには、野菜好きになることがポイントかもしれません。