花粉症の人たちを悩ますスギ花粉の飛散量は、3月にピークを迎えます。花粉対策については外出時だけでなく、室内の掃除等も効果的とされますが、舞い込んだ花粉が床にたまりやすいことを知りながら、約4割の主婦が「意識的に掃除はしていない」と回答していることが、アイロボットジャパンの調査でわかりました。
同調査は、子どもがいる30~50代の既婚女性で、自身が花粉症であると回答した600人を対象に行われました。
アンケート回答者の花粉症歴は「10年以上」が半数以上で、次いで「5年以上~10年未満」(19.2%)。子どもの花粉症については、66.2%が「花粉症である子、または花粉症と思われる子が1人以上いる」と回答しています。
子どもの発症時期で最も多かった回答は「幼児」(27.2%)で、次いで「小学校低学年」(21.4%)でした。
花粉症対策として取り組んでいることは「外出時はマスクや花粉用のメガネを着用」(72.2%)が最も多く、以下は「薬の服用」「洗濯物を外に干さない」「室内で空気清浄機をつける」「帰宅時は、玄関に入る前に花粉を払ってから入室」と続きます。
室内の花粉対策を「行っている」と回答したのは50.3%で、その方法については「室内で空気清浄機をつける」「外に洗濯物を干さない」が多く、以下は「窓や換気口を極力開けない」「掃除の回数を増やす」「拭き掃除をこまめにしている」「水拭き掃除をしている」「吸引力が強い掃除機に変えた」の順でした。
また、一般的に室内に入り込んだ花粉が床にたまりやすいことを知っているかとの質問に対し、最も多かった回答は「知っているが、意識的に掃除はしていない」(42.0%)。「知らなかった」と答えた人は35.8%で、「よく知っているため、頻繁に掃除している」(22.2%)と回答した人より多い結果となりました。
床掃除の頻度は、「毎日掃除をする」(35.2%)が最多でしたが、水拭き掃除に関しては「あまりしていない/全くしない」(40.5%)が最も多く、毎日する人は6.7%にとどまりました。