睡眠の質を高めることは、ジュニアアスリートにとっても身体の成長やより良いパフォーマンスを行うために重要ですが、20歳以上では9割以上が睡眠に不満があることが、フジ医療器の調査でわかりました。
20歳以上の男女5276人のうち、睡眠に「不満がある」と回答した人は93.7%。2011年に行われた第1回調査時から毎回90%を超えており、快適な睡眠を満足にとれない生活が常態化していることがうかがえます。
睡眠に関して不満に感じるのは「寝ても疲れがとれない」との回答が最も多く、以下は「何度か目が覚める」「朝すっきりと起きられない」「なかなか寝付けない」「眠りが浅い」という結果になりました。
睡眠に不満がある原因ついて、最も多かった回答は「ストレス」で、以下は「体調不良」「手足の冷え」「枕」「人間関係の疲れ」と続きました。性別で見ると、女性は「手足の冷え」の回答割合が、男性より多い傾向にありました。
快眠をとるために工夫していることは「入浴する」が最も多く、以下は「温かい飲み物を飲む」「何もしていない」「ストレッチをする」「マッサージをする」の順。
性別で見ると、女性は体を温めるための「入浴」「あたたかい飲み物を飲む」「ストレッチをする」など温活に積極的で、男性は「飲酒をする」が多い傾向が見られました。
ただ、快眠の工夫によって効果が得られたとの回答が多かったのは「より快適な敷布団・ベッド・毛布を使用」や「より快適な枕を使用」など、寝具環境に関する工夫が上位にあがっており、「温かい飲み物を飲む」「ストレッチをする」などの工夫は、効果が低いことがうかがえる結果となりました。