子どもが小さいうちから習い事に通わせる家庭が増えていますが、「続けられるかどうか」と不安を抱いている親が多いことが、妊娠・育児層向けツールアプリやメディアを展開する「カラダノート」の調査でわかりました。

同調査は「カラダノート」が運営するメディア「カラダノートママびより」のユーザー706人(87%が2歳までの子を持つ親)を対象に行われました。

子どもが通っている習い事で最も多かったのは「スイミング」で、以下は「英会話」「学習塾・幼児教室」「ピアノ」「体操」「リトミック」「サッカー」と続きました。

スイミングは昨年の調査時から16・6ポイント増。英語は昨年から倍以上に増加しており、「学習塾・幼児教室」についてもおよそ1.5倍に増えています。

スイミングによる体力作りに加え、小学校で2020年度より施行される新学習指導要領における「英語の教科化」の影響からか、子どもの学力を気に掛けていることがうかがえます。

Q.なんの習い事をしていますか?(複数回答)(カラダノート調べ)
Q.なんの習い事をしていますか?(複数回答)(カラダノート調べ)

検討中の習い事でも「スイミング」の人気が最も高く、次いで「英語」と「ピアノ」が20%台でほぼ同率でした。

検討理由は「将来役に立つと思うから」(71.0%)が圧倒的に多くなりましたが、2番目に「自分がやっていて役に立った/やっていればよかったと感じたものだから」が挙げられ、母親の幼少期の習い事経験が、子どもの習い事の検討に影響を与える傾向も見られました。

子どもに習い事をさせる親が増える一方で、「続けられるかどうか」との不安の声もあがっています。

「子どもがいつまでやる気を持って続けてくれるか」「子どものためになるかと思うが、どこまでやらせるか、辞めどきがわからない」「辞めたいと言ってすぐにやめさせていいものかどうか」「経済的な理由で継続できるか心配」など、大きく2種類に分けて、本人のやる気や性格など子どもに起因するものと、経済的な事情に起因する不安があることがわかりました。