気温や湿度の高い日が出てきています。夏本番だけでなく、今の時期から熱中症への注意が必要です。
環境省は19日、熱中症予防を目的とした「暑さ指数(WBGT)」の情報提供を始めました。暑さ指数とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱(地面や建物、体から出る熱)」から熱中症の危険度を判断する数値です。気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
熱中症予防情報サイトでは、全国約840地点の数値と「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階評価を1時間ごとに更新。翌々日までの予測値も見ることができます。予測値には「通常」「駐車場」などのほか、「子供」「体育館」というカテゴリーもあります。
暑さ指数(WBGT)は運動環境の指針としても有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。日本スポーツ協会では「熱中症予防運動指針」を公表しています。
実施期間は10月14日まで。希望者にはメール配信サービスもあります。【アスレシピ編集部】