ママたちの生活はどうしても子ども優先になってしまうことが多くなります。自由な時間を持てなかったり、様々な行動が制限されてしまう中で知らず知らず不満を溜め込んでしまいがちですが、特に「自己実現欲求」が満たされていないという人が多いことが、ママ向け情報サイト「ママスタジアム」を運営するインタースペースの調査でわかりました。
子どもを持つ20~40代の女性413人のうち、「自分がしたいこと」よりも「子どもがやりたいこと」を優先していると回答したのは約7割。また、その優先比率については「自分:子ども=2:8」「自分:子ども=3:7」というママが4割程度を占め、多くのママが子どもを優先していることがわかります。
子どものやりたいことを優先することは、ママにとって喜びを感じる瞬間でもありますが、毎日の生活の中で繰り返しているうちにストレスになっている、という人も少なくないのでは?
ママたちの「欲求」がどの程度満たされているかを見てみると、最も基礎的な「生理的欲求(お腹がすいたから食べたい/眠いから寝たい/トイレに行きたいなど)」や、「安全欲求(危険を感じることなく、安心・安全な生活を送りたいという欲求)」はいずれも70%以上の人が満足していると回答していますが、より高度な欲求である「社会的欲求(家庭以外の社会で自分の居場所が欲しい、社会の役に立ちたいという欲求)」や「承認欲求(人から認められたい、必要な存在であると思われたいという欲求)」になると、満たされているママはいずれも半数程度と減少しています。
さらに、最も高度な欲求である「自己実現欲求(仕事で認められたい、趣味や特技で成果を出したいというような理想的な自分・人生を求める欲求)」については約6割が満たされていないことがわかりました。
では、満たされていないママたちの欲求はどこへ向けられているのでしょうか。「一番欲しいもの」を聞いてみると、トップは「自由に使えるお金」で、次いで「自分のための自由な時間」、3位「安定した仕事や収入」で、経済面、時間面での自由を求めるママたちが多い結果となりました。