10月の消費増税まで、残り約2週間。増税前に駆け込み購入や買いだめを検討している人は4割近くにのぼることが、日本FP協会の調査でわかりました。
全国の20~60代の男女1200人を対象にした調査で、今年の10月から消費税が上がることを「知っていた」と回答した人は96.8%。世代別にみると、認知率が最も高かったのは60代(99.2%)でした。
増税前に駆け込み購入や買いだめをしようと思うか、という問いでは「そう思う」が全体で36.8%。男女別にみると、女性のほうが10ポイント以上高い結果となりました。
駆け込み購入・買いだめをしようと思っている品目について聞くと、「ティッシュペーパー・トイレットペーパー」がトップで、以下は「シャンプー・コンディショナー」「インスタント食品」「飲料(酒類除く)」「缶詰」の順。日常的に使用する消耗品や飲料、長期保存が可能な食品を買っておこうと考えている人が多いようです。
しかし、前回の消費増税時に駆け込み購入や買いだめをした人は約3割いたものの、後で振り返ると必要がなかったと感じたものもあったようです。
今回の増税では、「食品」「飲料(酒類除く)」「飲食店でのテイクアウト」「出前や宅配の食事」「定期購読の新聞」は税率が8%に据え置かれる“軽減税率”の対象となっています。駆け込み購入や買いだめは、本当に必要かを見定めてから行うことが大切だといえそうです。