空気が乾燥し、インフルエンザがはやり始めました。今年は例年よりも早く流行しているとのこと。罹ってしまうと学校も部活動も休まなければならないため、罹らないようにしたいものですね。

ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌に免疫アップの効果があることは知られていますが、日々の食事からもインフルエンザ予防ができます。ぜひ意識するようにしてください。

ビタミンA、Cで粘膜を強くする

ニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜に含まれるβカロテンや、果物に多いビタミンCは、肌や粘膜を修復し、強くしてくれます。インフルエンザウイルスを侵入させないことは、1番の予防になります。

香辛料を使って体を温める

体温が1℃上がると基礎代謝が12~13%上がり、免疫も活性化されます。ウイルス感染した時に発熱するのは、体が免疫を上げてウイルスと戦っている証拠。日頃から体を冷やさないようにし、体を温める食材を取り入れましょう。

タンパク質を毎食欠かさない

エネルギー源になる栄養素は、糖質、タンパク質、脂質ですが、食事誘発性熱産生が高く、最も体を温めるのはタンパク質です。毎食、必ずタンパク質を摂りましょう。

血液中のタンパク質が高い方が免疫力は高くなります。また、タンパク質の代謝を助けるビタミンB6もしっかり摂りたいですね。ビタミンB6は、カツオやマグロ、レバー、ニンニク、バナナなどに多く含まれています。

規則正しい時間に食事をする

日光を浴びることもそうですが、食事を食べることで体内時計はリセットされ、自律神経を整えます。生体リズムを整えるためにも、食事時間を決めましょう。

食事以外にも、マスクをする、帰宅時には手洗いをする、疲れたら早めに十分な睡眠をとるなど、対策はあります。今年の冬は皆さん、インフルエンザに罹りませんように!

【管理栄養士・今井久美】