体温が上がると免疫力も上がると言われています。
基礎体温(平熱)を適正な温度まで上げる“温活”に取り組んだ人の約半数は、冷え性の改善や風邪をひきにくくなるなど、さまざまなメリットを実感しているとの調査結果を「ホットアルバム炭酸泉タブレット」が発表しました。
体温は睡眠とも密接な関係があるとされています。調査対象となったのは毎日体温を計測している20~50代の女性1059人です。そのうち、2割以上が「不眠症」と回答しており、そのほかにも「睡眠時随伴症」「概日リズム睡眠障害」などの睡眠障害を自覚している人が各1割程度いました。
そこで「睡眠障害はない」と回答した62%の人を、平熱の体温別にみたところ、35.9℃以下の人は59.1%、36.0℃~36.4℃の人は61.8%、36.5℃以上の人は65.5%と、体温が高い方ほど「睡眠障害はない」という人の割合が高いことが分かりました。
正しい温活で症状改善した人も
温活を行っている人が取り入れている方法は「お風呂につかる」が50.5%で最も多く、「ショウガなどの発熱食材を摂る」(25.1%)「ウオーキング・ジョギング」(24.4%)「筋トレ」(19.1%)「腹巻きや湯たんぽを使う」(17.5%)「岩盤浴」(6.0%)と続きます。そのほかには「さゆを朝晩飲む、スクワット、ストレッチ」(20代/茨城県)、「ショウガ、クコの実、ナツメをよくとる」(40代/宮城県)、「風呂の時にストレッチやマッサージをする」(40代/東京都)などのコメントもありました。一方で「温活をしていない」と回答した人も26.1%と、約4人に1人の割合でした。
温活を行った結果、平熱の体温が「上がった」と回答したのは約3割。残りの約7割は「変わらない」との回答でした。正しい方法で温活を行えていない人が多いのかもしれません。
しかし、温活を行ったことで改善された症状について、26.7%の人が「風邪をひきにくくなった」と回答し、「冷え性が改善された」(19.5%)「冷え性・風邪の両方が改善された」(8.4%)とあわせて55%近い人が何らかの改善がみられたと答えています。正しい温活を行えば平熱が上がり、免疫力も高まりやすいようです。
また、約4割の人が温活によって実感している効果がほかにもあると回答。具体的には「朝低血圧で起きられなかったのが、目覚めてすぐ動けるようになった」(20代/大阪府)、「肌がきれいになった」(20代/神奈川県)、「生理不順が治った」(30代/兵庫県)などでした。
効果については個人差があると思われますが、体温が上がることで体調や健康面に良い影響があると言えそうです。体温を上げるために主な有効な方法は「筋肉量を増やして基礎代謝を上げる」「活動量を増やして消費エネルギーを増やす」「タンパク質を多く摂り、食事誘発性熱産生(食事後の消費エネルギー)を増やす」「消費量を補う分のエネルギーを摂取する」-などが挙げられます。
新型コロナウイルスの感染拡大で不安な日が続きますが、自宅でもできる筋トレやストレッチなどで運動不足を解消し、睡眠や栄養をきちんと取り、あわせて温活に取り組んで免疫力アップを目指しましょう。