子供たちの学校で、どうしても悩みの種の1つとなってしまうのがPTA活動ではないでしょうか。共働き世帯が増える中で、以前にも増して負担は大きくなっているようです。

お悩み解決メディアの「ここぶろ。」がPTA活動に参加したことがある20~50代の男女100人を対象に調査したところ、「参加したくない」という人が約8割との結果が出ました。PTA活動に「できれば参加したくない」という人は65%で、「絶対に参加したくない」(17%)という人と合わせて大半を占めました。

ここぶろ。調べ
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年代別にみると、20代では全員が「できれば参加したくない」と回答。30代は「絶対に参加したくない」と強く拒否する人が35%と、全年代で最も割合が高くなっています。

一方、50代では「できれば参加したい」との回答が42%で、年齢層が上がるにつれてPTA活動への参加に肯定的な人の割合が増える傾向が見られました。

ここぶろ。調べ
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PTA活動に参加したくない理由について、象徴的な声がありました。

「集まりに参加しても、議題と関係のないおしゃべりをしている時間が多く、結論に至るまでに時間がかかり過ぎたり、役員かどうかに関わらず権力を誇示している方々がいて、基本的にその方たちの意見ややり方に従わざるを得ない状況になることが多かったり、その権力を誇示しているグループの方々の顔色をうかがっている人も多く、非常に雰囲気が良くないからです」(39歳女性)

この声が代表しているように、無駄な会議など非生産的な業務が多いこと、保護者間での役割や責任分担でのトラブルがあることなど、精神的にも肉体的にも疲れてしまうことが要因となっているようです。

一方で、参加したい理由については「学校の流れを理解できるのと、担任の先生とお話しできる機会も増える」(48歳女性)、「学校と保護者が繋がることで子供の教育促進、さらに通学の安全を守れるからです」(45歳女性)などの声が挙がりました。やはり学校での子供の様子が分かったり、保護者との関わりができることがプラスのようです。

中には「はじめはちょっと躊躇するけれど最後はやってよかったと思うことも多いですね。なので参加したいですかと聞かれると、嫌だと答える人が多いと思うので少数意見かもしれませんが、私は参加したいです。」(47歳女性)という声もありました。

各学校や家庭によって事情はさまざまだと思います。皆さんはどう考えますか。