新型コロナウイルスによる外出自粛が続いたことで、「太った!」と悲鳴を上げている人も少なくないのではありませんか。
“巣ごもり”による運動量の低下ももちろんですが、女性にとってはどうやら「人と会う時間が減ってしまった」ことも遠因のようです。その理由とは…。
インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営する「eBay Japan」が20~40代の女性500人を対象に「女性のおうち時間と美意識に関する調査」を行いました。その結果、6割以上の人が自宅にこもる時間が長くなっていることで「太ったと感じている」と回答しました。いわゆる“コロナ太り”を実感している女性が多いことが分かります
最も太ったと感じるパーツは、圧倒的に「おなか」(57.8%)でした。次いで「太もも」(13.7%)、「顔」(10.9%)、「お尻」(4.8%)と続きました。
では、なぜ太ってしまったのでしょう。原因に挙げられた最たる理由は「運動不足」(78.6%)、「食べ過ぎ」(67.7%)が圧倒的でしたが、「生活リズムの乱れ・寝不足」や「ストレス」(いずれも32.3%)もあるようです。
外出自粛によって歩く機会すら減ってしまいましたし、在宅時間が増えて料理をする機会も増えたことでしょう。と同時に、慣れない生活によるストレスの発散方法を見つけるのも、大変ではなかったでしょうか。こうしたさまざまな要因が、食べ過ぎにつながっているのかもしれません。
アンケートでは、3人に1人以上の36.7%が「洋服・下着のサイズが小さくなった」と感じていました。具体的なエピソードとして「パンツのゴムがおなか周りのお肉に食い込んで痛い」(28歳・大阪)「ズボンのホックを留めるときに息を止めるようになった」(33歳・新潟)「ぴったりめで履いていたスキニーパンツのボタンが閉まらなくなった」(34歳・広島)「ジャージーなどの楽な服装が中心なので、たまに買い物に出るときに服がきつく感じる。マスクも少し小さく感じるようになった」(42歳・千葉)「パンツのゴムが急激に伸びた」(45歳・大分)などがありました。
こんな悲しい現実は、人と会う機会が減ったことも原因になっているようです。「人と会う機会が減ったことで美意識が低下した」と感じている人は57.6%と6割近くもいました。“他人から見られている”という感覚が女性の美意識に影響することは、よく耳にします。外出自粛によって人の目に触れる機会が少なくなり、美意識のモチベーションを保つことが難しくなってしまったこともあるようです。
緊急事態宣言は解かれました。まだまだ感染への不安は続きますが、密を避けるなどの対策を施した上で、少しでも外に出てみてはいかがでしょう。ウオーキングやジョギングをするのもいいですし、ほんの少し、人の目を意識しながら太陽を浴びるだけでも、変わってくるかもしれませんよ。