新型コロナウイルスの感染拡大により、子どもたちが屋外で遊ぶ時間が減っています。現在、小中学生の“外遊び”時間は平均35.4分で、1年前と比べて25分以上も短くなっていることが、「近視予防フォーラム事務局」が小中学生の子どもを持つ20~50代の保護者1000人(父親、母親各500人)を対象に行った調査でわかりました。

1年前と比べた現在の過ごし方の変化を聞くと、時間が「増えた」のは「自宅で過ごす時間」(86.3%)が最も高く、次いで「パソコンやスマートフォンを見る時間」(72.9%)、YouTubeなどの「動画を見る時間」(67.2%)、スマホゲームも含む「ゲームをする時間」(61.2%)などでした。逆に過ごす時間が「減った」のが「屋外で遊ぶ時間」で、67.1%と7割近くの小中学生の外遊びの時間が減少していることがわかりました。

近視予防フォーラム事務局調べ
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小中学生の外遊び時間は、昨年の今ごろは1日平均61.1分。緊急事態宣言により外出自粛中は1日平均24.2分と、ぐっと短くなりました。現在は1日平均35.4分と、外出自粛中よりは10分程度長くなっていますが、1年前と比べると25分以上、4割も短くなったままです。小学生では66.2分が42.4分(23.8分短縮)、中学生は56.0分が28.5分(27.5分短縮)と、それぞれ短くなっています。

近視予防フォーラム事務局調べ
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外遊び時間が短くなった理由は、「新型コロナウイルス感染防止で外に出ていないため」(70.5%)が最も多く、次いで「新型コロナウイルスの影響で普段遊んでいた友人に声をかけにくくなっているため」(44.4%)、「新型コロナウイルスの影響で閉館していたり休業してしまっている施設が多いため」「ゲームなど、屋内での遊びが増えたため」(同率35.0%)などが挙げられました。

近視予防フォーラム事務局調べ
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外遊び時間が減る子どもの新しい生活様式で保護者が心配することは、「運動不足」(79.6%)、「体力の低下」(76.4%)などが上位に。また、6割の保護者は「太陽に当たる時間が短くなる」(61.9%)ことを心配しています。

近視予防フォーラム事務局調べ
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子どもが太陽光を浴びることについて、51.7%が「重要だと思う」、34.0%が「やや重要だと思う」と答え、保護者の85.7%は小中学生が太陽光を浴びるべきだと考えています。しかし1日1回は外に出て太陽光を浴びるようにしている小中学生は51.5%と半数にとどまります。小学生では60.2%が1日1回外に出て太陽光を浴びていますが、中学生では42.8%と少なくなり、中学生・女子では39.6%しかいないことがわかりました。

近視予防フォーラム事務局調べ
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