長引く新型コロナウイルス禍で、「コロナうつ」「コロナ疲れ」といった精神面の不調がクローズアップされるようになりました。7割弱の人がコロナ流行前より「神経質になった」と回答しており、特にマスクの着用や、いつまで続くかわからない不安などが強いストレスとなっていることが、BIGLOBEの調査でわかりました。
調査対象となった20~60代の男女1000人のうち、「新型コロナウイルス流行前と比べて、さまざまなことに対し神経質になっているか」との質問に対し、「そう思う」(23.6%)「ややそう思う」(43.7%)と合わせて67.3%の人が神経質になったと回答しています。
「withコロナ」時代に強く感じるストレスについては、「常にマスクをつけなければならないこと」が54.5%で最多。以下は「withコロナがいつまで続くかわからない不安」(53.4%)、「旅行ができないこと」(43.1%)、「感染予防で気疲れすること」(40.4%)、「気軽に人と会って話せないこと」(36.8%)と続きました。
ストレス要因の1位となったマスク着用について、夏場でも満員の公共交通機関では「つけるべき」だという人が82.1%。「どちらかと言うとつけるべき」(12.8%)と合わせて9割以上の人がマスクを着用すべきだと考えていることがわかりました。
一方、空いている公共交通機関では、「つけるべき」(49.9%)「どちらかと言うとつけるべき」(36.1%)と合わせて9割弱がやはりマスクを着用すべきとしていますが、特に「つけるべき」と回答した人は、満員の場合よりも32.2ポイント低い結果となりました。
また、withコロナの生活で迷惑行為だと思うものは、「体調がすぐれないのに無理に仕事や学校へ行く」(69.4%)が最も多く、そのほか「店や施設内でマスクをしない」(60.8%)、「大声で話す」(55.2%)、「大人数で行動する」(50%)、「距離が近い」(42.7%)が上位にあがりました。
年代別に見ると、20代は「体調がすぐれないのに無理に仕事や学校へ行く」(58%)、「店や施設でマスクをしない」(45.5%)、「大声で話す」(33.5%)が他の年代よりも10ポイント以上低い数値で、これらは迷惑行為ではないと考えている人が比較的多いことがわかりました。