新型コロナウイルスの感染拡大で、外出先での手洗い需要が増えました。現在は多くの店舗や施設の入り口等に手指消毒剤等が設置されていますが、ウイルス対策には“手洗い派”が多く、約8割の人が外出先で手洗いができずに困った経験をしていることが、水循環を用いた次世代の自律分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTA(ウォータ)の調査でわかりました。
調査対象となった20~60代の男女500人のうち、92.8%の人が外出先のウイルス対策として手を洗いたいと回答しています。一方で、外出先で手を洗いたいのに洗えない、もしくは洗いづらくて困ったことが「よくある」「少しはある」と回答した人は合わせて79%。具体的に困った理由では「そもそも手を洗える場所がなかった/分からなかった」(62.5%)が最多で、以下は「わざわざトイレまで行かないといけなかった」(48.4%)、「ハンドソープなど必要なものが用意されていなかった」(35.4%)と続きました。
「外出先のどのような施設やお店の入り口で手を洗いたいと思いますか」という問いでは、「飲食店」(83.6%)が最も多く、口元に手を運ぶことが多く特に気にしていることが分かりました。以下、2位「病院」、3位「スーパー」が上位で、定期的に訪れ、人や商品など触れ合う機会が多い場所でも手を洗いたいと感じていることがうかがえます。
外出先でのウイルス対策について「手洗いとアルコール消毒のどちらでも選べるとしたらどちらを選びたいですか」と聞いたところ、「手洗い」「どちらかといえば手洗い」の合計が64.4%と多数派。手洗いを選んだ理由としては、「安心感がある」「汚れを洗い流すことが大事だと思う」などがあがり、手洗いに対する安心感や効果から選んでいることが分かりました。一方で、アルコール消毒を選んだ理由では「手軽に簡単にできる」「短時間でできる」「洗面所がなくてもできる」といった、わざわざ水がある環境まで行く必要がないという手軽さが目立ちました。