多くの働くママたちにとって、子どもたちが就寝した後は、つかの間でも育児や家事から解放される貴重な時間。しかし新型コロナウイルス禍後は、自由に使える時間が減ってストレスが溜まっているママたちも増え、悲鳴が聞こえてきます。
「しゅふJOB総研」が働く主婦を対象に、自由時間に関する調査を行いました。子どもがいる主婦670人に「1日のなかで自由になれる時間帯はいつですか?」と尋ねたところ、コロナ禍の前後とも「22時~深夜0時」が40%以上と最多で、2番目は「20時~22時」で30%台でした。
コロナ禍前とコロナ禍後を比較してみると、「22時~深夜0時」はコロナ禍後に若干減っているものの、その他の全ての時間帯で自由時間が増えており、在宅勤務などによって自宅で過ごす時間が増えた影響がうかがえます。一方、「自由な時間はなし」と回答した人も、コロナ禍前と比べて5.2ポイント増加しました。
年代別に比較すると、コロナ禍後に「自由な時間はなし」と回答した人のうち、最も多かったのは30代以下で20.4%。続いて40代が16.4%で、最も少なかったのは50代以上で8.8%でした。
コロナ禍後に「自由な時間はなし」と回答した女性からは、「家事がかなり手抜きになりました」(30代)、「自由時間のない自宅で家事優先で過ごすことになりそうなのが、苦痛」(40代)、「自分のためだけに自由に使える時間が激減してストレスが溜まっています」(50代)といったコメントが寄せられました。