災害や外出自粛生活に備えて、家庭で備蓄している食料をあらためて見直してみてはいかがでしょうか。昨今のコロナ禍を受けて、備蓄食では「健康の維持」を重要視する人が増えているようです。

青汁で知られるキューサイが、全国の20~60代の男女1123人を対象に、家庭備蓄に関する意識調査を行いました。普段から家庭備蓄をしていると回答した人は全体の約7割。具体的な品目では、最も多かったのが「飲料水」(72.9%)で、次いで「缶詰」(61.4%)、「カップラーメン」(60.0%)、「レトルト食品」(54.1%)と続きました。

キューサイ調べ
キューサイ調べ

キューサイ調べ
キューサイ調べ

大半の人が普段から備蓄をしていましたが、現在の備蓄食で健康維持に十分だと感じているかどうかを尋ねたところ、7割以上の人が「不十分だと感じている」と回答。具体的に不足している栄養素としては、「ビタミン」(52.1%)、「食物繊維」(42.9%)、「タンパク質」(41.8%)、「ミネラル」(39.1%)が上位でした。

キューサイ調べ
キューサイ調べ

栄養不足を解消するために、今後備蓄してみたい食材としては、現在備蓄している食材と比べ、「栄養補助食品」「栄養補助サプリ」「粉末野菜」「冷凍野菜」の割合が増加。備蓄食を選ぶ際に重要視していることについては、「長期保存できる」に次いで「栄養価が高い」が2位にランクインしました。

キューサイ調べ
キューサイ調べ

キューサイ調べ
キューサイ調べ

備蓄食品の賞味期限切れなどが心配であれば、日ごろから水や食品を多めに買い置き、消費しつつ買い足して備蓄する「ローリングストック」という方法も有効です。また、栄養価が高く、かつ長期保存できる食品として、上記のほかに「箱とうふ」(水を張っていない充填豆腐)や、常温保存が可能な「ロングライフ牛乳」などもあるのでチェックしてみてください。