新型コロナの感染者数が増加しています。飲食店の感染予防対策も徹底されつつありますが、大人数の会食は自粛要請されているので、まだまだ家庭での食事が中心となりそうですね。
料理を担当するお母さん、お父さんもそろそろ疲れが溜まってきているようです。そんな時は、火を使わないため安全で、作りながら食べられる「ホットプレート料理」がおすすめです。調理だけでなく、買い物から片付けまで子どもたちにも手伝ってもらい、楽しく食事をしましょう。
準備も手伝ってもらう
大人数で買い物に行くことも制約されている現在、食材をまとめ買いする場合は、車や自電車を使って大人がいくことが多いと思います。ただ、買い忘れたものだけ、買い足したいものだけを購入する場合は、子どもたちに行ってもらいましょう。
調理の前には、食材を切ったり皿を並べたりします。この作業も分担して、お願いできることを任せてしまいましょう。調理の負担が減り、準備時間も短縮できます。
そのために必要なことは、調理器具や食器がどこに入っているかを事前に共有しておくこと。片付けのルールも決め、家族みんなが使いやすいキッチンにしておきましょう。
自分が食べる分は自分で焼く
「お母さんは焼く人、他の人は食べる人」では負担を減らせません。自分が食べる分は自分で焼くようにしましょう。
まずは見本を見せ、作り方や出来上がりの状態を覚えてもらいます。
「好きなものばかり食べない」「食べられる量以上に焼き過ぎない」なども伝えつつ、自分が食べる量や内容を認識してもらいます。これは、食事を自己コントロールする技術を身につける良い機会にもなります。たとえ失敗してもご愛敬! うまくできたら褒めることが継続できるコツです。
おいしくできたら、味見させてもらう
料理は、作る人の好みの味付けになりがちです。他の人が味付けしたものは、同じ調味料でも微妙に味が異なります。いつも料理をしているお母さんやお父さんにとっても、他の人が味付けしたものを味見することは、新たな発見があるでしょう。
家族からさらに良い提案があるかもしれません。食事は楽しいものなので、批評ではなくポジティブな評価をしましょう。
片づけこそ任せる
片付けこそ、お任せしましょう。洗ったらおしまいではなく、食器を食器棚に戻す、調理器具を所定の場所に片付けるところまでです。そうすると、洗い方が不十分でないか、どうしたら効率的かなど、工夫するようになります。
ホットプレートは、メーカーや種類によって、たこ焼きプレートや鍋もできるプレートなど様々です。たこ焼きプレートを使ったシュウマイや、温度調整すれば煮込み料理もお任せで作れます。便利な調理器具を使って、家族の料理の幅も広がると良いですね。
【管理栄養士・今井久美】