2020年も残り1カ月を切りました。例年であれば多くの人が年末年始に出かける予定を立てているころですが、今年はコロナ禍の影響で過ごし方に変化が生じることになりそうです。
クロス・マーケティングが全国47都道府県に在住する20~69歳の男女2500人を対象に調査した結果、大半の人が年末年始を自宅で過ごす予定であることがわかりました。
年末年始の過ごし方について尋ねたところ、「初詣」「帰省」「旅行」「買い物」などほぼ全項目で、昨年と比べて予定を立てる人は軒並み減少。一方「出かけず家で過ごす」と回答した人は、昨年の36%に対して今年は64%と大幅に増加し、コロナ禍を受けて外出を控える傾向が見られました。
また、11月に入り新型コロナウイルスの感染者数が急増し、GoToトラベルキャンペーンの見直しが議論されたことも受けて、「直近1週間の不安度」は10月に比べて17ポイント増加。「ストレス度」も10月と比べて5ポイント増加しました。
さらに、移動手段にも変化が生じているようです。新型コロナウイルス流行前と比べて、移動手段に変化があったかどうか尋ねたところ、特に「徒歩」「自動車」「自家用車」の利用が増加していることがわかりました。一方で「タクシー」「電車」「公共バス」といった公共交通機関の利用は減少傾向にありました。
「徒歩」「自動車」「自家用車」を利用する理由としては、主に「密になるのを避けるため」と「近所の移動が増えたため」が多く、他に「徒歩」を選択する理由としては「運動不足解消のため」、「自家用車」では「まとめ買いをするため」と回答した人が多く見られました。