最近、やたらと「DX」という言葉を目にしませんか? デラックスではありませんよ。読み方はそのまま「ディーエックス」。「デジタルトランスフォーメーション」の略語です。広い意味の定義は「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という意味です。
コロナ禍で2人に1人が「家事のDX化」に興味
家事においてもDXへの関心が高まっているようです。タイガー魔法瓶株式会社がコロナ禍における家事・家電に関する調査を実施。DX化を進めて家事を便利にする必要があると回答した人は54%で、2人に1人が家事のDX化の必要性を感じています。
しかしながら、DX化と言われてもあまりピンとこないかもしれません。皆さんは「IoT家電」という言葉を聞いたことはありませんか? IoT家電とは様々な家電がインターネットに接続されることで、利便性が向上されるもの。代表的なものでは遠隔操作が挙げられます。例えば炊飯器ならば、連携させたスマホなどをピッと操作することでお米を銘柄別に最適に炊けたりします。
調査で、コロナ禍において料理頻度が増加したと回答した人は約4割。料理をする回数が増えたことで、生活の利便性を高めるIoT家電への興味も上昇したようで、「今後購入してみたいIoT家電」にキッチン家電を挙げる人がを1位(45.1%)となりました。確かにお店の時短営業などもあり、内食で便利に美味しいご飯が食べたいと思うようになりましたね。そんな時に便利で生活の質を向上させるIoT家電は欲しくなりますね。
コロナの影響で外出による買い物を控えたいと思う人も7割に及びました。また、離れて暮らす家族と会う頻度が「減った」と回答した人は56.4%。家族間の感染拡大防止を考慮し、会うことを控える人が多くいるようです。家事のDX化が進むと、家電のスイッチを入れたかなどで遠く離れた家族の安否確認ができたりします。