日本には、独特の食材の単位や数え方があります。料理のレシピをより理解するために、それらを確認しておきましょう。野菜や果物の数え方には「○個」や「○株」などがありますが、使い方を知るためには形や大きさの違いに注目すると良いでしょう。
<主に野菜・果物>
●束(たば)…束ねられる食材全て。野菜、刈り取った稲などの穀物、乾麺などの細長い乾物など。
●把(わ)…ホウレン草、小松菜などの根がついた野菜を、販売しやすい量にまとめ、片手で握れるほどの束にしたもの。
●株(かぶ)…ホウレン草、小松菜などの根がついた野菜。
●個(こ)…リンゴやミカンなどの果物やジャガイモなどのやや大きめの球形の野菜。
●玉(たま)…キャベツやレタスなど結球する野菜や麺類など。
●房(ふさ)…バナナやブドウなどの果物の実のひとまとまり。
●本(ほん)…ニンジン、大根、バナナなど細長い野菜や果物
<スーパーなどでの使い方の具体例>
ホウレン草であれば、小さい順に 「1本」「1株」「1把(1束)」となります。スーパーなどには、葉と茎のついたものが数本出ている株を、数株束ねられた状態となっています。これが「1束」です。袋詰めされたり、テープでとめられていることもあり、1袋というケースもありますね。その中から料理で片手で握れるほどの量を使う場合、「1把」となります。1本だけ使う場合は1本です。
バナナは、数本がまとまって売られていますね。これは1房です。イチゴやミニトマトなど、数個まとめてパック販売されている場合は、「1パック」と数えます。
また、ブロッコリーやカリフラワーのレシピで「小房(こぶさ)に分ける」というのは、株や房でまとまっている状態から茎から切り離し、食べやすい大きさに分けることを言います。
【アスレシピ編集部】