7月20日に新宿・歌舞伎町にオープンした「月島もんじゃ三日月」。これまでのイメージを覆す“新感覚のもんじゃ焼き”が楽しめるということで、食にこだわる編集長と2人、味わいに行ってきました。【レポート=アスレシピ編集部・真鍋千絵美】
だしで味付けた新感覚のもんじゃ
賑々しい看板がひしめく歌舞伎町の一角。ビルの階段を降りると、大きな扉が出迎えてくれます。扉を開けると表の喧噪はどこへやら、ダークな色調のシックな空間。たしかに、これまで経験してきたもんじゃ店とは何か違う雰囲気です。席はカウンターと仕切りのある半個室、個室が1部屋あります。
私たちはまず、お店イチ押しのドリンク「漬け込みハイボール」をオーダー。季節の前菜とともにいただきました。
編集長はウイスキーの樽を漬け込んだ「リッチオークブレンド」を、私は中華スパイスを使った「スパイシーリッチブレンド」をチョイス。「スパイシーリッチブレンド」にはナツメや唐辛子などを漬け込んでいるそうで、ウイスキーの味わいの向こうに豊かな香りが広がります。唐辛子のほのかな辛味も心地よいアクセントになっていました。
本当にとろけた!牛ロースに驚愕
食事は鉄板焼きの「山形牛の飲めるロース」から。生でもいただけるほど新鮮な牛肉を、スタッフが手際よく焼いてくれます。ほどよくレアに焼き上がったお肉を口に運ぶと…んん? さぁーっととろけてしまったではありませんか。これは「飲める」! 看板に偽りありません。
「おかわりされるお客様も多いんですよ」との言葉にも納得。う~ん、2枚でも、3枚でもいただきたい!
しかし「三日月」に来たからには、もんじゃを食べないわけにはいきません。「三日月」のもんじゃはなんと、メニューのほとんどにキャベツを使っていません。味付けもソースではなく、素材に合わせただしとのこと。おのずと期待が高まります。
私たちは迷った末に「舞茸と木の子とトリフ~クリーム仕立て~」をセレクト。もんじゃにトリフ? どんな感じなんだろう? ワクワクしながら待っていると、お皿に山盛りのキノコとともに、グラインダーにセットされたチーズとトリフがやってきました。
「チーズとトリフは、最後にたっぷりトッピングします。香りもどうぞ楽しんでください」。 ひゃ~、こんなに大きなトリフを丸ごと? なんて贅沢なんでしょう!
この「舞茸と木の子とトリフもんじゃ」は、洋風の特製だしと生クリーム入り。キノコのうま味が十分に引き出され、もんじゃの概念を覆すコクとクリーミーさが楽しめます。リゾットのような味わいに、つい「ご飯入れたい…」と思ってしまったほど。
鉄板焼きももんじゃも、熟練のスタッフが目の前で焼いてくれるので、私たちは殿様気分で待つだけ。絶妙な加減に焼き上がった料理に舌鼓を打ちながら、おしゃべりも弾みます。
食事の締めくくりは季節のシャーベット「日向夏」。さわやかな冷たいデザートでおなかが落ち着いたところでお開きとなりました。
「三日月」には今回いただいたもんじゃ、鉄板焼き以外にも、お好み焼きや土鍋炊きのご飯など気になるメニューがたくさん。お酒の種類も豊富なので、おいしいものに目がない友人たちや仕事仲間を誘って、すぐにまた訪れたくなりました。
住所:新宿区歌舞伎町1-26-7 カワノビルB1F
電話:03-6302-1164
営業時間:16:00~翌4:00(LO料理3:00、ドリンク3:30)
定休日:無休
HP:https://gjdk500.gorp.jp/