今回は、ジュニアアスリートのお弁当のおかずとしてぴったりな常備菜「アスリート☆厚揚げの肉巻き」を紹介します。日頃、保護者の皆さまからリクエストの多い「少ない材料で簡単にできる栄養たっぷりなレシピ」です。
レシピの主役である豚肉と厚揚げ豆腐は、どちらも栄養価の高いアスリート食材です。豚肉には「筋力アップや疲労回復」に欠かせない、タンパク質やビタミンB1が豊富。厚揚げ豆腐は、タンパク質に加えて「身長の伸びやケガ予防」に役立つカルシウムがたっぷり入っています。このレシピ1人分で、牛乳コップ2杯分(200cc)のカルシウム(約400mg)が摂取できますよ。
アスリート向きな部位はももとロース
豚の薄切り肉は、部位によってもタンパク質や脂質の量に違いがあります。
●豚肉の部位別タンパク質量と脂質
(脂身つき生の100gあたりの数値)
部位 | タンパク質量 | 脂質量 |
---|---|---|
豚もも肉 | 20.5g | 10.2g |
豚ロース肉 | 19.3g | 19.2g |
豚バラ肉 | 14.4g | 35.4g |
筋力アップや増量を目的とする選手は、タンパク質量が多く脂質量が少ない「もも肉」や「ロース肉」がオススメです。このレシピではもも肉を使用しましたが、1人分(5本)でタンパク質が約40g、エネルギー量も400kcalと、タンパク質もエネルギーもしっかり確保できます。
一方のバラ肉は脂質量が多いので、体脂肪が気になる選手はフライパンの余分な油をふきとったり、さっと湯通ししてから使用したり、しゃぶしゃぶや鍋などの茹でる料理で使用するといいでしょう。
このレシピは、棒状にカットした厚揚げに豚薄切り肉を巻き、フライパンで焼いてタレを絡めて煮詰めれば完成! です。厚揚げだけでなく、スライスチーズや大葉を一緒に巻いてもおいしいですよ。照り焼き風のこってり味付けで、ご飯ももりもり食べられます。
エネルギーを満タンに詰め込んで、一回りも二回りもパワーアップした身体で、最高のパフォーマンスを披露してくださいね。
GO FOR IT!