残暑が厳しい毎日ですね。遠征や合宿、長時間の練習や練習試合などが続いた夏の疲れが出て、この時期に体調を崩す選手も多く見かけます。
暑さが続くと食欲が落ち、ついのど越しのよい麺類やさっぱりした炭水化物中心の食事になってしまう選手もいます。食事量やバランスをいつも以上に意識をし、肉や魚、卵、大豆製品のタンパク質や、野菜、果物、海藻、キノコ類などがしっかり摂れているか、今一度、食事内容を振り返ってみましょう。
「アスリートの食事」とは
アスリートにとって、「体調を崩さない」ということが何よりも重要です。私たち保護者は、日々のトレーニングに耐えられる心身のカラダづくりを、食をはじめとする環境作りで支えたいと思っています。「バランスがとれた食事」が基礎であり、その上で目的やタイミング、年齢や性別、個人の体質や好みなどによって、対応のバリエーションが出てくるのです。
疲労が蓄積している時は、胃腸も疲れています。食べやすいものばかりで食事が偏り、夏バテになってしまうのは困りますが、スタミナを付けなければとヘビーなメニューを必死に食べている人はいませんか?
食べた食材から得た栄養素を各自の「栄養」に変えるには、栄養素を消化、吸収、代謝が必要です。心の状態も、胃腸の働きを大きく左右しますから、まずは心をリラックスする一番の方法を探しましょう。
「おいしく食べる」ために
周りの人の声かけも、大きく作用します。「おいしく食べる」ことは、人間に与えられた「娯楽」です。栄養補給の「エサ」ではないのです。食べなくてはならない、とできるだけ思わせないような雰囲気や声かけをしましょう。
まずは一口、消化の良いものを食べてみましょう。その一口が胃腸を動かし、食欲を誘導します。食べる苦痛をなくし、おいしい食事をいただくことができます。
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