8月4日は何の日だったか、ご存じでしたか。日本栄養士会では、2016年に「栄養の日(8月4日)」と「栄養週間(8月1日~7日)」を制定しました。栄養の日の催しとして先月から8月にかけて、全国各地で「栄養ワンダー2021」というイベントが開催されています。

その1つとして私も、サッカーやミニバスケットを楽しむ小学生たちと、「暑い夏を元気に過ごすためのヒント」を考えるイベントを実施しました。静岡県や藤枝市から食育啓発グッズ、協賛企業からキウイフルーツの提供もあり、始まる前から笑顔がいっぱいのセミナーになりました。

真剣に講義を聞く選手たち
真剣に講義を聞く選手たち

協賛企業から提供されたキウイフルーツ
協賛企業から提供されたキウイフルーツ

キウイフルーツは疲れた体に補給したい糖質やビタミンCのほか、食物繊維やカリウムが多い果物です。半分に割って、スプーンですくって食べることができるので、1人でお留守番をすることもある夏休みにも最適な果物です。

スプーンで食べられるキウイフルーツは、1人でのお留守番時にも最適
スプーンで食べられるキウイフルーツは、1人でのお留守番時にも最適

そのまま食べても十分おいしいですが、簡単なシャーベット(キウイフルーツの簡単シャーベット)を作ってみてはいかがでしょうか。暑い中での練習を終えて帰ってきたら、冷凍庫にビタミンCたっぷりの手作りシャーベットが待っていたらうれしいですね。

食事、睡眠、毎日の生活リズム

イベントに参加した小学生たちは、夏休み中の猛暑の中、大会が開かれます。熱中症予防が叫ばれるような暑い中で、元気に楽しく試合当日を過ごすためには何に注意をしたら良いでしょうか。

「水分補給が大切!」

これは、すぐに出てくる答えです。水分補給と同じくらい大切なことは、その日の食事と睡眠時間です。前日だけ、早く寝ようと思っても、なかなかそうはいきません。試合を頑張るためにも、毎日の生活リズムが大切だということが、セミナーを通して分かってもらえたようです。

試合当日だけではなく毎日の過ごし方が、大会の日に暑さに負けず、実力を発揮することへとつながります。また試合当日は集合時間が早く、早起きをしなければならないこともあるでしょう。朝食時間が早かったときは、午前中からの試合でも、試合前の補食が必要になることがあります。

試合前日までには補食の準備もしっかりして、当日慌てないようにすることも大切です。

静岡スポーツ栄養研究会/管理栄養士・青島千恵