美肌のために、コラーゲンのドリンクなどのサプリメントを飲んでいるお母さん方もいるのではないでしょうか。
膝や足首、肘などの関節が痛いといって、コラーゲンのサプリメントを取り入れている選手もいますが、中高生の部活動などでお話をさせていただくと、時々、お母さんが飲んでいるコラーゲンを摂取している選手もいます。他の選手に笑われて、自信なさげに「だって同じコラーゲンだし…」と反論していましたが、そもそも美肌のため、関節のためのコラーゲンとは、何が違うのでしょうか。
答えは、同じです。
コラーゲンにはいくつかの型(タイプ)があります。肌に多く存在するもの、腱や骨に多く存在するもの、といったのように、体の部位によってコラーゲンの型が違うのです。
では、その部位に多いコラーゲンをとれば良いのでは? と思うかもしれませんが、実はそう単純なことではありません。そもそもコラーゲンはタンパク質(アミノ酸)です。体内に入ると一度分解されてしまうため、そのままコラーゲンとして吸収されるとは限らないのです。
最近は技術の進歩で、コラーゲンのまま体内に吸収できるものも出始めていますが、実際に調べたところでは、美容用もスポーツ用も区別があいまいな企業が多くありました。
コラーゲンについては、私がサポートしている選手ともよく話をしますが、種類や組み合わせなど挙げだしたら切りがないほど、奥深いのです。
さて今回は、そんなコラーゲンを上手にとるためのレシピ「牛すじのトマト煮パクチー添え」です。アミノ酸に分解されるものの、タンパク質やビタミンCがとれることにより、効果を高めています。パクチーはカロチンやビタミンCなどが豊富で、ぜひ使っていただきたい香草ですが、なければあさつきやパセリなどで代用してもよいでしょう。