「酢は身体に良い」とイメージしている選手は多く、疲れたら酢の物をとるという選手も少なくありません。酢には穀物酢や米酢、リンゴ酢などの果実酢や、バルサミコ酢、黒酢など多くの種類があります。

 種類による違いは、以前のコラム(「お酢は材料によって栄養素にも違いがある」)でも説明しました。

 また、最近は作り置きブームです。前回はタンパク質がとれるレシピ(「作り置きチキンハム」)を紹介しましたが、今回は緑黄色野菜や植物性タンパク質の黒豆をふんだんに使った「黒豆ピクルス」を紹介します。

黒豆ピクルス
黒豆ピクルス

 まず、使う酢の種類によって栄養価が変わりますが、今回はスポーツ時に必要なエネルギーがとれるように「果実酢」を使います。緑黄色野菜で抗酸化に必要なビタミンCやビタミンAがとれ、さらにくるみを入れて脂溶性ビタミンもとれるようにしています。

 黒豆は身体作りのタンパク質だけでなく、抗酸化成分のアントシアニンも含みます。これらの栄養素で、スポーツによって傷んだ身体を修復し、パフォーマンスアップにつなげます。

 フルーツを加えれば、ちょっとしたデザートとしても食べられますし、乳製品などで割ってドリンクにすることもできます。サラダのトッピングにしてもよいでしょう。

 簡単に作れ、長期保存もできますので、多めに作るのもおすすめです。ぜひお試しください。