サポートしている選手やチームで、何かと話題になっているEPA。このアスレシピをご覧になっている方は、よく目にする栄養素でしょう。
EPAは魚に含まれる脂質です。つまり油。ただし肉に含まれる油と違って、摂ることで体の炎症を抑えるなど、ケガや痛みを抱えるアスリートは積極的に摂りたい油なのです。
ただし、魚の油も肉の油も、オリーブオイルやココナッツオイル、炒め物に使う油なども、全ての油は1g=9kcalです。「体に良い」「ダイエットに効果がある」などと聞いて、ココナッツオイルを食事に取り入れている方もいると思いますが、体に良い悪い関係なく、油は全て同じエネルギーなのです。
このアスレシピからレシピを選ぶとき、みなさんは何を基準に選んでいますか? ここまで読んでくると、エネルギーだけで選ぶのはちょっと違うのかな? と気づいたかと思います。
EPAやDHAなどの体に必要な油は、サバやアジなどの青魚や旬の魚に多く含まれます。これらを含まないタコやエビなどよりもエネルギーは高くなりますが、ダメな食品ではありません。以前お話ししたマグロの赤身やトロも同様で、優れた栄養素を含むものです。
今回紹介する「サバの香味サラダ」は、シソやキュウリなどを使ってさっぱりと食べられるサラダです。サバ缶を使いますが、体づくりのタンパク質だけでなく、鉄も豊富です。サバ缶を常備しておくことは、あらゆる競技のアスリートにもすすめていますが、このサラダは冷奴やご飯にかけて食べるのもオススメです。
食欲が落ちやすいこの時期は、このような栄養素がギュッとつまったものをトッピングするだけで簡単に栄養補給ができます。お試し下さい。