料理をよくする女性アスリートが「トマトは栄養素の塊! っていう気がするけれど、ナスってよく分からない」と呟いたことがありました。一見、あの紫色がアスリートにとって体に効果的な野菜のように思わせるらしいのですが、切ると中は白く、食感も栄養が詰まっているのかどうか怪しい…というのです。
確かにそうだなぁとは思いながら、ナスに含まれる栄養素の話をしましたが、食材を○か×かに分けたがるアスリートにとっては、よくある話です。
ナスは、あの皮に含まれる紫色の成分が、スポーツをすることで発生する活性酸素を除去する効果があります。ですから、皮ごと食べることが上手な食べ方です。
また、あく抜きをすることでおいしくなり、見た目もきれいです。しかし、このあくはポリフェノールの一種なので、アスリートにとってはなるべく摂りたい栄養素でもあります。調理の際には、水にさらしすぎないようにしましょう。
-
今回紹介するレシピは「ナスと豚のスタミナオイスターソース炒め」。食欲が落ちやすい夏用に、ピリ辛にして刺激を入れました。また夏バテ予防のビタミンB1を豚肉でしっかり摂れるようにしています。
どんぶりご飯にのせたり、肉みそ炒めをご飯と一緒に炒めてチャーハンにするのもオススメです。