アスリートに人気メニューの1つ、ハンバーグ。材料を混ぜて作るものなので、嫌いなものをみじん切りにして混ぜることで食べやすくなると、よく苦手克服にすすめられるメニューでもあります(笑)。

 ただし、好きなメニューに嫌いな食材を混ぜることで、逆に食べられなくなるアスリートもいるので、ご注意を。

ある強豪校監督の言葉に共感

 さて先日、ある競技の強豪校の監督の言葉を目にしました。「子どもが嫌いなものを、細かく分からないようにして食べさせる」といったことを疑問視した内容でした。

 嫌いなものを食べさせる方法として否定していたわけではないのですが、「本当に強いアスリートを作るならどうすべきか」と、親の意識や行動を示した言葉でした。

 私の管理栄養士としてのアスリートへのサポートも、そのようなスタンスを取っています。例えば、足りない栄養素を簡単にとれるように、サプリメントをすすめることはありません。また、食べられない、できないことを克服するために手を貸すことはありますが、あえて厳しい言葉でアスリート自身がそれを乗り越えられるように、強い意志を持たせるよう仕向けることもあります。

コリコリとした食感が好まれるなんこつ入りハンバーグのサンチュ包み
コリコリとした食感が好まれるなんこつ入りハンバーグのサンチュ包み

 ハンバーグから嫌いなものを克服するお話となりましたが、今回はむしろ、ハンバーグの中でも人気のある「なんこつ入りハンバーグのサンチュ包み」を紹介します。コリコリとした食感が好まれ、体づくりや身体強化におすすめのレシピです。ぜひお試しください。