先日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、無観客で行われたバレーボールVリーグ男子決勝で、ジェイテクトが3連覇を狙ったパナソニックを下し、前身の豊田工機時代も含めてトップリーグで初優勝しました。
ジェイテクトは、私が選手の栄養管理をしているチームです。今回のようなリーグ上位5チームがファイナルステージに進み、勝ち残り式のパラマス式トーナメントで勝ち切ったのは、選手にとって何よりも自信になるでしょう。
このような結果から、さらにステップアップできることもあります。その1つが食事です。
試合前には糖質を多く含むメニューを数種類、提供します。その中で「うどんを食べると調子が良い」や、「パスタの方が感覚的に良い」といったことを見いだせることがあります。逆に「糖質だけでは体が動かない」「タンパク質をある程度とった方が動ける」といった選手もいます。
管理栄養士として、試合遠征時に宿泊するホテルのシェフと、食事内容を細かく相談して、内容を確定していきます。例えば、麺をどのようにゆでるのか、器や皿をどのくらいの大きさにするのかといったことまでも。ビュッフェであっても、そのあたりもチェックして、選手が試合前に、いつも同じような環境で食事ができるようにしています。
今回は「あんかけ麺」を紹介します。試合前はもちろん、普段の食事でも取り入れ、選手に提供しているレシピです。