新型コロナウイルスの感染拡大防止策のため、春休みになっても部活動が制限されたり、ジムの閉鎖や時間の制約などで、思うように体を動かせない方もいるのではないでしょうか。プロ選手たちは普段、チームの練習だけでなく、自分の弱い部分を補うためにパーソナルでトレーニングや治療を受けていますが、今は万一のことを考えて、避けています。

思うように体を動かせない、今回のような様々なストレスによって生じるのは便秘。腸内細菌とストレスの関係は明らかになりつつありますが、いかに腸内環境を良くするかは、良いコンディションを維持するための1つの指標でもあります。

そこで今回は、タンパク質と食物繊維をとりやすい豆を使った「トマトと豆の生春巻き」を紹介します。βカロテン、ビタミンC、ビタミンDがしっかりとれるレシピです。

トマトに含まれるリコピン、シイタケのビタミンDは油で炒めることで吸収が上がります。特にリコピンは加熱でも吸収がアップするため、しっかり油で炒め、量を食べられるようにしましょう。

普通の春巻きの皮を使って、油で揚げるのもおいしいのですが、運動量が落ちているときは余計なエネルギーはとらないようにしたいもの。そん時は、生春巻きの皮がおすすめです。主成分が米のものを選びましょう。ぜひお試しください。

管理栄養士・川端理香