最近はスーパーフードブームで、さまざまな食品が手に入りやすくなっています。その1つに豆があります。

もともと豆は体に良いというイメージが強く、栄養素の説明をするまでもなく、プロ選手も豆類はどんどん食べようという意識が強くあります。ですから、変わった豆を店頭でみつけると「これどう?」という写真がLINEで送られてきます。

レンズ豆は名前の通り、レンズのようなちょっと変わった形をしているので、手にとってしまうようですが、実はこの形状のおかげで、他の豆と違って調理が楽なのです。一般的に豆は浸水時間が長く、それを面倒に感じる方もいるかもしれません。でも、レンズ豆は小さく平べったいので浸水させる必要がなく、そのまますぐに使えるのです。

レンズ豆は豆特有の栄養素である食物繊維やタンパク質、ビタミンB1、鉄など、スポーツする上では多く必要となるものが豊富です。脂質をほとんど含まないので、今回紹介する「レンズ豆のさっぱりハンバーグ」のように、ひき肉と一緒に使うのもおすすめです。

また最近は、「ハンバーグは卵を使わない方がおいしくなる」とも言われていますが、スポーツ選手のハンバーグには卵や牛乳をとりいれて、1品で体作りに必要な栄養素をしっかり摂れるようにしましょう。

今回は、ミョウガや大根おろし、シソなどを使って、暑いときにも食欲がすすむさっぱりハンバーグです。コロナ禍による自粛明けで、子どもたちの骨折や貧血などが増えているともいわれていますが、1品で多くの栄養素がとれる「レンズ豆のさっぱりハンバーグ」をぜひ、おためしください。

管理栄養士・川端理香