気温が下がり、空気が乾燥し始めました。喉に違和感がある方はいないでしょうか。特に今年は、新型コロナウイルスのこともあり、少しでも体調に違和感を覚えると不安になる選手もいます。まずは、喉は乾燥しないように、こまめな水分の補給を心掛けてください。

また、鼻洗い(鼻うがい)は行っていますか。鼻の中をうがいのように洗い流す方法で、鼻をかんでも出にくい粘り気のある鼻水や、花粉、ハウスダストなどのアレルギー物質を取りのぞく効果があるといわれています。呼吸がスムーズにできると、交感神経と副交感神経の働きもスムーズになります。これらの働きは食事の消化吸収にも影響するといわれているので、新型コロナやインフルエンザなどの予防だけでなく、栄養素の取り込みもよくするために、鼻洗いを実践することをおすすめします。

今回は、タンパク質やビタミンA、食物繊維などがとりやすい「米粉ときな粉のパンケーキ 3種のせ」を紹介します。

まず、生地にはきな粉と米粉を使用します。きな粉は大豆を原料とするので植物性タンパク質が豊富ですが、大豆粉よりも糖質が多いことが特徴。そのため、きな粉を使うと、甘味料を今回のように使わなくても、控えめにしても甘みを感じます。

トッピングにはカスタード、あんこ、リンゴを使っています。あんこは小豆が原料。豆類は食物繊維が多く、リンゴなどと一緒にとることで腸内環境を良くすることができます。カスタードは卵や牛乳で作っており、タンパク質量をアップさせています。

通常、パンケーキはエネルギーとなる糖質補給が手軽にできるメニューですが、作り方次第で体作りのためのタンパク質を多くすることもでき、練習量が多いときなどに最適なメニューにアレンジできます。材料も常備しておけば、簡単に作れます。ぜひ、レパートリーの1つに加えてください。

管理栄養士・川端理香