新型コロナの影響で、自炊をするプロ選手が増えたということは以前のコラムでも紹介しました。最初は簡単なものや、外食でよく食べていたものから作り始めるようですが、段々と調味料にもこだわるようになり、多くの種類のスパイスがキッチンに並んだり、調理器具にも興味が出てきたりするようです。その1つが、今回紹介するホットサンドメーカーです。
食パンだけでなくご飯や肉まんも
ホットサンドメーカーというと、従来は食パンを使ったサンドを作るものでしたが、コロナ禍で用途は広がり、ご飯や肉まんを使ったメニューなど、挟むだけで何か作れる器具として好評のようです。「キャンプ飯」の必須アイテムとしても人気ですね。
さて、プロ選手の場合は、多くの栄養素をとるために様々な種類の食品を購入することがありますが、一度に使い切れないこともあります。そんな時は冷凍保存しますが、それでも余ったら、すべてみじん切りにして混ぜて、ホットサンドメーカーで調理してしまうのです。ホットサンドメーカーの良いところは挟んで焼く、つまり両面が蒸し焼きの状態になるため、時短調理になるところです。
みじん切りの良いところは、細かさの程度によって食感やボリュームを変えられること。包丁でざっくり切るのと、フードプロセッサーを使って細かくするのでは、同じ材料でも全く違うものになります。食材の合わせ方や調味料も変えるだけで色合いや味も変わるため、選手たちは飽きずに使っているようです。
今回は、「ホットサンドメーカーで作る鶏むねのハンバーグ風」を紹介します。今回は鶏むね肉が余ったときを想定していますが、最初から鶏むねのひき肉を購入して調理しても構いません。余った食材をどんどん活用して、オリジナルのハンバーグ風にしても良いと思います。
おうち時間を充実させるために、家庭で眠っていた調理器具が見直されたり、新たな便利器具も発売されたりしています。こういったところにも目を向けて、料理を楽しんでいただきたいと思います。