プロサッカーでは9月17日からACL(アジアチャンピオンズリーグ)が始まります。Jリーグからは、昨年の上位3チームが出場します。私が栄養アドバイスをしているチームは、初戦がホームではなくアウェーの海外ということで、私も現地に下見に行ってきます。
現地へ下見、試食も
最近は、チームにシェフを帯同させて、海外でも日本食を食べられるようにしているところが増えていますが、私のようなチームの管理栄養士は、宿泊先の海外のホテルのシェフと話をしながら食事調整をし、日本食を提供してもらえるように交渉するのが仕事です。
交渉自体はオンラインでも可能ですが、実際の食事の味は分かりません。話を伝えただけだと、イメージと違う日本食を出されることもあります。
そういったことがないように、今回の下見では試食をします。その上で、場合によっては食材を質の良いものに変えたり、ホテルの許可をとって現地の日本料理店からケータリングを頼んだりします。時には私が調理に入ることもあります。
今回紹介するレシピは、海外の食事でも使えるタンパク質がしっかりとれる料理、「豆とひき肉の和風麻婆豆腐」です。味付けはめんつゆで行うので簡単に作れ、海外でアスリートに提供するのにぴったりです。
最近の部活動では、マネージャーが一生懸命ご飯を炊いてカレーを作るなど、練習後にすぐに補食を提供しているところもあるようですが、これもそのようなニーズに応えられるメニューです。材料さえ揃えれば、簡単に作れてご飯もすすみます。ぜひお試しください。