アスリートの中でも「せいろ(蒸篭)」がはやっています。竹などでできたせいろで料理すると雰囲気もでて、選手の奥様も好んで取り入れているようです。

私も普段、せいろで野菜などを加熱して食べることもありますが、その際に使うのはステンレス製で伸縮してサイズを調整できる蒸し皿です。この蒸し皿の良い点は、大きさを変えられるところです。

よく選手から「20cm以上のものが良い?」などとせいろのサイズを聞かれますが、鍋と同じで、使用する食材や量によって適するサイズが異なります。このステンレス製で伸縮できるものは、それが解消でき、手入れも楽なのでおすすめです。

さて今回は、レンコンやキノコなど、これから旬を迎える野菜を取り入れた「せいろ蒸し2種だれ」です。食物繊維が豊富な野菜やキノコは季節の変わりめの体調不良を予防するために、効果的です。

せいろの良さは、どんな食材でも取り入れられること。鶏肉や砂肝、厚揚げなどのタンパク質源も取り入れてみました。

たれは2種類用意しました。1つは免疫を高めるナガイモ、もう1つはニンジンとリンゴ酢、オリーブオイルだけを使った抗酸化が高いものです。

ちなみに、せいろで朝食を作っている1人暮らしのアスリートは、冷凍ご飯や生卵など、朝食に食べたいものをすべてせいろに入れて作っています。そうするとご飯はふっくらと戻り、卵はゆで卵になっています。

手軽にできる朝ごはん。せいろがあると、少し料理ができるようになった気分になるようです。

管理栄養士・川端理香