県をまたぐ活動ができるようになっても、まだまだ気の抜けない生活は続いています。先日、知り合いの小学生バレーボール指導者から、補食についての相談を受けました。

東京のチームです。指導者はとても熱心で、子どもたちが自ら考え、行動するような取り組みを行っています。その指導法が共感をよんだからか、コロナ禍でも入部希望者が出てきたそうです。指導者とともに保護者もスポーツ栄養に強い関心があり、以前、私のセミナーにも熱心に参加いただいた経緯があります。

そのチームは、6月から移行期の軽い活動を始め、7月から体育館を使用した練習を行えるようになりました。「新しい生活様式」で練習を再開するあたり、補食について気になることがあったようです。

なるべく水分の少ない個包装を選ぶ

まず中身ですが、これからの時期は食中毒に注意が必要です。おにぎりは避けた方がいいかもしれません。水分が多いと菌が繁殖しやすいので、なるべく水分の少ないもの、カステラやパンなどがおすすめです。

今年の夏も例年のように猛暑となるならば、できるだけ密閉性が高い個包装を選ぶとより安心です。市販のエネルギーバーやゼリーを使うことも考えてみましょう。

他人が触れたものに触れない方がいい

新型コロナへの感染を防ぐ意味では、なるべく他人が触れたものに触れない方がいいですね。アメリカのあるトップスポーツチームでは、これまでチームで大量に用意していたドリンクを全て、各自で用意することにしたそうです。

それを参考に考えると、次のような提案になりました。

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