近年はダイエットや健康への意識が高まり、トレーニングを行う人が増えています。しかし過半数の人が、トレーニングに費やす時間を短縮したいと考えていることが、健康美容機器メーカー「MTG」の調査でわかりました。
この調査は20~49歳の首都圏に住む男女のオフィスワーカー1200人を対象に実施されました。
今回の調査で、「実年齢」よりも「健康年齢」の方が重要だと思うと答えた人は全体の8割以上。健康年齢を若く保つために重要だと思うことについて、最も多かった回答は「運動やトレーニングを習慣的に行う」でした。
また、6割以上の人が、以前よりもトレーニングへの意欲や興味が「高まっている」と回答しており、その理由は「身体の衰えを感じているから」「健康増進が推進されているから」「太ってきたから」などが上位にあがりました。
トレーニングを習慣的に行っている人が1度に費やす平均時間は「30分~60分未満」が最も多く、約9割が90分未満でトレーニングしています。しかし、58.3%の人がトレーニングの時間をもっと短くしたいと考えており、その理由は「他にも時間を割きたいことがあるから(62.9%)」が断トツ。そのほかに「時間が短い方が継続的に通えると思うから」「無理やり時間をつくってトレーニングしているから」といった理由があがりました。また、現在トレーニングの習慣がない人も約7割が、始める際に「時間の確保」がネックになると回答しています。
ただ、やはりトレーニングを習慣的に行うことによって得られるメリットは多く、実感した変化として「身体の疲れを感じることが減った」「良い生活習慣を心がけるようになった」「自信がついた」「身体の不調が改善した」などを挙げています。
筋肉は20代半ばをピークにどんどんと衰え、基礎代謝の低下につながるため脂肪がつきやすくなり、一層疲れやすい身体になってしまいます。だからといっていきなりハードなトレーングを長い時間かけて行おうとしても続かなければ意味がありません。まずは階段の上り下りやウォーキングなど、日常生活の中で無理なく手軽にできるトレーニングを毎日少しずつ続けてみてはいかがでしょうか。