何かとストレスの多い現代。社会人の多くは健康維持やストレス解消のためにも「睡眠」を重視しているほか、同僚からの「ありがとう」の言葉に癒やされていることが、大和ネクスト銀行の調査でわかりました。
調査対象となった20~59歳の男女ビジネスパーソン1000人のうち、「からだの健康」状態について「健康である」と自己評価したのは約8割。「健康ではない」と回答した人の理由は、20代では「よくからだを壊すから」(男性)、30代では「疲れがなかなかとれないから」(女性)、40代では「昔に比べて疲れるようになったから」(女性)、50代では「健康診断の結果が良くなかったから」(女性)といった回答が多くみられました。
また、「こころの健康」状態については、「健康である」と74.6%が回答。「健康ではない」と感じる理由については、20代では「日によって気分の差が激しいから」(男性)、30代では「漫然とした不安感があるから」(男性)、40代では「仕事で精神的に疲れることが多いから」(男性)、50代では「ストレスを感じていて、憂鬱な日が多いから」(女性)といった回答があがりました。
健康づくりのためにしていることは、「睡眠時間をしっかり確保する」が4割弱で最も多く、次いで「タバコを吸わない」「なるべく歩いたり階段を使うようにしている」「趣味・楽しみを持つようにする」「外出後は手洗い・うがいをする」などが続きました。
健康のために見直したい生活習慣については、「夜ふかしをする」が最も高く、次いで「間食をする」「休日に家でゴロゴロする」「脂っこいものを食べる」「お腹いっぱいになるまで食べる」などが続きます。年代別にみると、「布団に入ってからもスマホをさわる」は、若い層ほど高くなりました。
こころの健康にはストレスが大敵ですが、職場では同僚や上司などから言われる「まだできてないの?」「仕事が遅いね」「使えないね?」などといった言葉にストレスを感じるとの回答が上位にあがっています。
一方、同僚から言われて癒やされた言葉では、「ありがとう」がトップで、以下は「頑張っているね」「大丈夫だよ」「お疲れ様」「頼りになるね」などが上位となりました。
ストレスを感じたときの対処法は「気分転換・リフレッシュをする」「リラックスする時間を作る」「ストレスの原因と距離をおいてみる」「友人や家族に不満を聞いてもらう」などが上位に。「友人や家族に不満を聞いてもらう」(男性12.8%、女性35.2%)は男女差が大きく、女性の若い年代ほど高くなりました。
ストレス解消法については、男女ともに「寝る」がトップ。以下は、男性では「運動・スポーツをする」「お酒を飲む」などが高く、女性では「スイーツを食べる」「ドラマ・映画をみる」「ショッピングに行く」などが上位でした。
新型コロナウイルスによる外出自粛が続き、運動不足に加えてストレスや不安による子どもたちの健康状態の悪化も懸念されています。勉強や家事手伝いの頑張りを認めてもらえたり、「大丈夫」と心強い言葉をかけてもらえたりすると、気持ちが安らぐ子どもが多いのではないでしょうか。