チーム活動休止中の浦和レッズGK西川周作主将(33)が自宅での異色トレでコンディションを整えている現状を明かした。14日、オンライン会議システム「Zoom」で報道陣とのウェブ会見に応じ、自宅待機中の近況を報告した。
現在はチームから通達された体幹トレーニングの他に「下半身に刺激を与えるため」と縄跳びトレを導入。さらに自宅の庭にトランポリンを設置し、娘2人と「全力で遊んでいます」と趣向を変えて体を動かしているという。またウエスカのFW岡崎慎司(33)が動画でアップしている体幹トレも参考にしながら基礎練習に励んでいる。
新型コロナウイルス感染予防のため、毎日30~40分ほど取り組むランニングは人が少なくなる夕暮れか夜を選択している。「コロナウイルス感染者が選手にも出て身近に感じ、恐怖もある」「この期間に難しいのはGKとしてボールを受けることがゼロに等しいこと。」との不安を吐露しながらも、西川は「今は最低限体を動かし、早く再開日を決まることを祈っています。Jリーグ再開をイメージしながら自主トレしていきたい」と前向きに取り組む姿勢をみせた。
2月下旬の公式戦中断後から練習も一般見学非公開となり、サポーターとの交流機会もほぼない状況にある。西川は「広報の方とも話し合い、サポーターの方と積極的に交流できるようにしていきたい」と、主将として何らかの企画を進めていく意欲も示していた。【藤中栄二】
(2020年4月13日、ニッカンスポーツ・コム掲載)