新型コロナウイルス感染防止のための休校によって、多くの家庭で親子が一緒に過ごす時間が増えています。外出自粛が続き、子どもたちのストレスも懸念されていますが、親たちは子どもたちと充実した時間を過ごすためにさまざまな工夫をしていることが「やる気スイッチグループ」の調査で分かりました。
調査対象となった2~18歳の子どもを持つ親522人のうち、学校の一斉休校期間に「自宅で子どもと一緒に過ごした」親が61.1%と最も多くいました。続いて「子どものみで留守番してもらった」(28.2%)、「学童保育・保育施設を利用した」(17.2%)、「親に子どもを預かってもらった」(15.7%)、「預かり先として開放していた学校を利用した」(3.4%)、「友達(ママ友など)に預かってもらった」(3.1%)という結果でした。
ただ、会社員は「自宅で子どもと一緒に過ごした」割合が38.8%と全体平均から2割ほど少なく、主婦・主夫の95.7%と大きな差がありました。反対に「子どものみで留守番してもらった」(40.3%)、「学童保育・保育施設を利用した」(38.8%)、「親に子どもを預かってもらった」(35.4%)割合は全体平均を大きく上回りました。
休校期間中の子どもとの関わり方については、「一緒に勉強(宿題/復習/ドリル/実験や工作/時間割づくり)」(24.5%)という回答が最も多く、次いで「一緒に散歩や公園で運動」(11.1%)、「料理やお菓子づくり」(9.4%)という結果に。
また、その他にも「普段より子どもの話をゆっくり聞くようにした。マッサージなどでより多くスキンシップを図った」「『映画館ごっこ』と題して、毎日違う映画を1本ずつ鑑賞。ポップコーン付き!」「工作や絵画、絵日記など、時間をかけて取り組めることを増やしました」など、充実した親子の時間を過ごすためのさまざまな工夫も見られました。